ゲーミングPCは、高いグラフィック性能や快適な動作速度を持つため、ゲーム好きの人にとって憧れの存在です。
しかし、その一方で「デメリット」も多く存在します。
たとえば、価格の高さや電気代の増加、持ち運びにくさなど、購入してから後悔してしまう人も少なくありません。そこで今回は、ゲーミングPCのデメリットを詳しく解説し、購入前に知っておくべきポイントを整理していきます。
ゲーミングPCのデメリット① 価格が高い
ハイスペックゆえに、初期費用が高額
ゲーミングPCの最大のデメリットは「価格」です。
一般的な家庭用パソコンは10万円前後で購入できることも多いですが、ゲーミングPCの場合は20万円以上かかることが珍しくありません。
たとえば、最新のグラフィックボードや高速なCPU、32GBメモリ、その他の高品質パーツを搭載すれば、30〜40万円なんてザラです💧
つまり「高性能=高価格」という関係性が避けられないのです。
周辺機器の購入コストがかさむ
PC本体だけでなく、ゲーミングに必要な周辺機器も考慮する必要があります。
ゲーミングモニターや高性能なマウス、メカニカルキーボード、さらにはゲーミングチェアまで揃えると、数万円単位で追加費用がかかります。
「本体だけを買えば十分」と思っていた人が、後から「周辺機器の費用が予想以上だった」と感じることも多いのです。
将来的なアップグレードにもお金が必要
ゲーミングPCは、購入後も性能を維持するためにパーツ交換が必要になります。
最新のゲームは年々要求スペックが上がっていくため、数年後にはグラフィックボードやメモリを買い替える必要が出てくるでしょう。
初期費用だけでなく「維持費」も想定しておかなければならないのです。
ゲーミングPCのデメリット② 消費電力と電気代
高性能ゆえに電気を多く使う
ゲーミングPCは、高性能なCPUやGPUを搭載しているため、その分、消費電力が非常に大きくなります。
たとえば、通常のノートPCが50〜100W程度に対し、ゲーミングPCでは300W以上消費することも珍しくありません。

ゲーミングPCを閲覧している電源が600Wなど普通にあります。
これは長時間ゲームをプレイするユーザーにとって、月々の電気代が大きな負担になる可能性があります。
長時間使用による電気代の増加
オンラインゲームや配信活動を行う場合、1日数時間以上パソコンを起動し続けるあるでしょう。
そのため「気がついたら電気代が倍になっていた」という声もなくはありません。
エアコンや冷蔵庫のように常時電力を消費する家電に加え、ゲーミングPCが加わると光熱費のバランスが大きく変わってしまいます。
発熱による冷却対策も必要
高い消費電力は、同時に「発熱」という問題も引き起こします。
PC内部の温度が上がりすぎると故障の原因になるため、冷却ファンや水冷システムを導入しなければなりません。
その分、さらに電力を使い、結果として電気代が上乗せされてしまうのです。
ゲーミングPCのデメリット③ サイズと持ち運びにくさ
大型かつスペースが必要
ゲーミングPCは、高性能パーツを組み込むためにサイズが大きくなりがち。
特にタワー型のデスクトップは、机の下や横に置いても存在感が強く、部屋のレイアウトに影響します。「コンパクトに部屋をまとめたい」という人にとって、サイズの大きさはマイナス点となります。
重量があるため移動が大変
ノートPCに比べ、デスクトップ型のゲーミングPCは重量も大きなデメリットです。
本体だけで数kg以上になることもあり、模様替えや引っ越しの際に移動が困難です。
さらに、モニターやキーボードなど周辺機器を含めると荷物が増え、簡単に持ち運ぶことはできません。
外出先で使えない不便さ
ゲーミングPCは据え置き型が主流であるため、外出先で使うことは現実的に不可能と思った方がいいでしょう。
もちろん、ゲーミングノートPCという選択肢もありますが、デスクトップほどの性能は期待できず、またバッテリー持ちも短いという弱点があります。
「どこでも快適にゲームをしたい」という人にはゲーミングPCは不向きといえるでしょう。
Nintendo Swichのような手軽さはゲーミングPCにはありません。
ただ、この点についてはSteam Dockという携帯端末も検討してみるといいでしょう。
まとめ:ゲーミングPCのデメリットを理解して選ぼう
ゲーミングPCには、高い性能という魅力がある一方で「価格の高さ」「電気代の増加」「持ち運びにくさ」といったデメリットが存在します。
購入前には
- 初期費用と維持費を払えるか
- 電気代を負担できるか
- 設置スペースを確保できるか
をしっかり考えることが大切です。
たとえば「長時間プレイする本格ゲーマー」ならコストをかけても満足度が高いですが、「ライトユーザー」ならコスパのよい家庭用ゲーム機のほうが適している場合もあります。
最終的には、自分のライフスタイルと予算に合わせて選ぶことが失敗しないポイントです。
コメント